未来の自分のために外反母趾と向き合う〜初動編〜

足のこと

私には長いお付き合いの「3大あれこれ」があります。

付き合いの短い順に挙げると、首の不具合、膝の痛み、そして外反母趾です。

このたび思い切って外反母趾の手術を受けることを決意したので、まずは自らの備忘のために記録を残そうと思います。

今回は自分が外反母趾だと自覚したあたりから、困り始めたこと、治るなら治そうと決意するまでを振り返ります。

この記録が同じような状況でお悩みの方の参考になったり、何らかの役に立つならば、とても喜ばしく思います。

どうして外反母趾になったのか

外反母趾になった経緯を振り返ると、これという明確な原因は思い浮かびません。ただ、足の形が変である。そう自覚したのは小学校高学年の頃でした。

足の親指が変な方向を向いていて、付け根がぽこっと飛び出ている。

そんなふうに思い、親の足を見ると同じような形だったため、

こういうもんなんだな。

と勝手に解決したのだと思います。よく覚えていませんが。

ただし、生まれつきというわけではなく、3歳くらいの頃の写真を見ると、裸足で床をしっかり掴むように立つその足は、外反母趾ではありません。

自覚した年齢からしてハイヒールが原因とも考えづらく、歩き方の癖に因るものなのかと想像しています。

外反母趾のために痛くて歩けない、痛みがあるから〇〇、などということは現在に至るまで実はあまりありません。

痛みが全くないわけではないものの、生活に支障が出るほど困ることがなかったゆえに、ちょっと見た目の悪いこの足とずっと生きていこうと思っていました。

ちょっとした困り事が増えた

ここ10年くらいのこと

ほんの少しバランスを崩すと、すぐに立て直すことができず、ふらついたりよろよろしたりすることがだんだん増えてきました。
気のせいかとも思いましたが、実際に踏ん張りがきかず尻餅をついたり、手をついて転倒することがあり、単なる加齢による筋力低下だけではないと考えるようになりました。

そういえば、以前ピラティスでTRXトレーニングのクラスに参加した時のこと。
天井からぶら下がった長ーい吊り革のようなストラップを両手で掴み、体を伸ばしたまま背中側に倒していくシンプルな動きでしたが、足が滑ってしまい、私にはその動きができませんでした。トレーナー曰く、外反母趾があると床を捉える力がうまく使えないのかもしれない、と。

運動が得意で、体の使い方のコツを掴むことに長けていて、それがチャームポイントの一つだと思っていたため、このシンプルな動きが習得できなかったことに少し凹んだ記憶があります。

わりと最近のこと

「筋トレすると幸福感が増す」と聞き齧り、自宅で簡単に取り入れられそうなスクワットやランジに挑戦しましたが、これも上体のバランスを取るのに足に無駄な力が入り、効かせたいところにうまく力が入らないため、続きませんでした。ランジについては特にバランスを取るのが困難で、前後に足を開いた時点でよろよろし、腰を十分に落とすことができません。

葛藤と悪あがき

これは良くない。

そう思う機会は増えたものの、20年以上前に整形外科の先生に

「外反母趾は手術しても大体再発するから、あまり意味がない」という趣旨の説明を受けたことがあったため、手術以外の方法で治らないものかしらねぇ、などとふんわり思うことはあっても、真剣には考えていなかったように思います。

テーピングをしてみたり、弾性包帯を巻いてみたり、トゥセパレーターを装着したり、足指に力を入れない腿上げというか兵隊さんの行進風の歩き方を取り入れたり。

試せることは少々試してみるものの、目に見える効果に乏しく、どれもいつの間にかやめてしまいました。

きっかけはひょんなこと

今年のお正月休みのこと。

些細なことでがっつり気落ちしたのですが、まだまだ続くお正月休みをくよくよモードで終えるわけにはいかない!と思い、何をしたら気分が上がるかを考え始めました。

足の形が整ったら、世界が変わりそう

そう思うや否や、ただちに検索開始。広い情報の海へと漕ぎ出したのです。

ありがたいことにほしい情報がわんさか出てきました。

手術を受けた先輩方が発信する情報のすべてがキラキラしていて、自然にニヤニヤしていました。

術前術後の写真や、「手術を受けて本当に良かった」との文言を目にしてはワクワクし、気落ちした自分はもうどっか行ってました。

いろいろと記事を読み漁る中で、掲載されていた写真を見つつ、「こんなに綺麗に治ってよかったですねぇ」などとつぶやきながらその方のブログ記事をよく読んだら、その写真は術前のものでした。自分にとって「綺麗な足」と思う範囲であっても悩む人はたくさんいて、しかも手術適用になると知り、心底驚きました。

これは私も続かねば。

そう思い、まずは基本的な情報収集を行い、病院選びへとコマを進めるのでした。

次は病院選びとその先のことを書こうと思います。

ではまた!

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